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公子像

少し前のこと。
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伯父さんが愛車をすっとばして連れていってくれたのは、
三重県立美術館で開催されていた最終日の藤島武二・岡田三郎助 展。
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黒田清輝のもとで学び、日本の洋画家界を牽引した2人の軌跡は
言うまでもなく大変見応えがありました!


その昔、曾祖父の兄の家では女の子が育たず、弟(曾祖父)に熱望し
念願の養女として迎えられた「公子」という女の子がいました。
それはそれはたいそうかわいがられ、大切に育てられていましたが、
東京の聖心女学院の初等科に通っていたとき、
流行のスペイン風邪にかかり亡くなってしまったそうです。

その頃、藤島武二に頼んで描いてもらったのが「公子像」。
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こちらは写真で、本物は伯父さんが岐阜県美術館に寄贈しました。

カトリック系の学校なので胸にはクロスのペンダントが掛けられ、
美しい着物と髪飾り、義父の深い愛情が感じられます。
愛娘の死をどれだけ悲しんだことか。。

少し「公子」さんの面影を思わせる私の母には、
「公子」さんの分まで元気モリモリに長生きしてほしいものです045.gif
by komako-jk | 2011-11-07 19:37 | 展覧会
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