人気ブログランキング | 話題のタグを見る

呉須5種

酸化コバルトを主成分とし、若干の夾雑(きょうざつ)物を含む鉱物。
wikipediaより。。
呉須5種_f0230996_1347436.jpg

大学時代には石にこびりついている天然の呉須を
教授が持ってきてくださったことがあります。
握りこぶし2個分くらいの石に、ほんの少し付いている呉須を
慎重に剥がして、細かく砕き水ヒします。
できる限り不純物を取り除き、電動乳鉢でひたすら擦る。

1ヶ月ほどかかって、やっとできた呉須で描いてみると
いつものような青色はほとんどでず、特に鉄分が多く含まれているのが
よくわかる茶色っぽい仕上がり。
染付けが始まった宋の時代のような渋い作品ができました?
と、いいますか、やはり自分たちでは精製しきれず若干の夾雑物のはずが
「若干」ではなかった結果ですね。
by komako-jk | 2010-07-12 16:24 | 制作
<< 熱田神宮の思い出 ホタテとホヤ >>